たびたび手を施す機会のあるFIAT500のドアガラスレギュレーター。ガラスを固定する『受け』部の脆弱さは有名な話ですが、今回は更に稼働ワイヤー部も『逝って』しまったパターンです。ワイヤーの『依り』が逝ってしまうパターンはなかなかありません。 基本2ドア窓ガラス車なのでガラス荷重に対してキャッチ部の強度は如何なものであり対策型となっています。メーカー純正パーツ以外でも品質管理等がキチンとされたOEM品なら問題はありませんが、主にネット販売されている『代用品』『OEM品』と謳われている安価な物は『アウトレット品』であったり『イミテーション品』等であることが少なくありません。品質保証書が同封されているようなことは極稀で往々にして短期で経年劣化や耐久劣化を起こして故障してしまいます。安く買って修理しても部品代の再購入と再分解の交換工賃がかさみ結局は、当初購入額の倍以上となる『高い買物になってしまう』いう末路に行きつきます。今回のレギュレーターに限らずケミカルや部品については十分なリスク検討が必要です。純正部品は若干割高な定代ではありますがリスク回避代が含まれていると考えれば良心的な価格設定になっているかと改めて思うところです。ネット販売出品者の販売手法等の検索も掲載プライス以上に必要な検索要素であると言えます。