コロナ感染だけじゃない連休リバウンド

2021年05月19日 20:48

 新年度が始まって1ヶ月半が経過しました。厳密には連休前から予兆はありましたけどデュアロジトラブルが多発しているようです。それもそのはず現行のフィアット500の初期型は自動車税が重課税対象となる13年経過車という年月が過ぎているのですから。『整備点検していなければトラブルが出て当たり前です』。

 以前にも記事に致しましたがデュアロジシステムはドライバーがクラッチペダルを踏まないでよいマニュアル車であってプラス自動でシフトアップダウンの機能が付いたトランスミッションシステムです。動作時油圧は40バール以上と云うかなりの油圧が走行中は掛かり続けています。よってデュアロジオイルの劣化は勿論ですがこの油圧を受け止めているステムシール類の劣化は否定できない問題です。当然ソレノイドの寿命についても考慮が必要な年式にもなってきています。

 今回連続でトラブル解決に携わった病巣は『アキュームレータ』と意外だった『セレクションソレノイド』。まあアキュームレータはセレスピード時代から寿命物として扱われてきていました。セレオイル油圧のサンドバックみたいな役割ですから当然ヘタります。滑らかだった変速動作にアラが出ます。アラ発生時点で大方、相棒となるクラッチ板は経年使用でペラペラが当たり前。カバーも経たり始め、オペレートべアリングも回転音が出始めている事が多いです。そして4点セットのしんがり『クラッチホーク』も金属疲労が始まっていても不思議ではありません。このような状態で使い続けると4点セットのいずれかが悲鳴を上げ、エンジンは始動しても『動かない』という末路となります(デュアロジ事態は動作してもニュートラルに戻ってきてしまう状態が多いです)。
 保全予防の整備をされている個体の場合、アナライザーで健康診断数値として現れオーナーも把握していただけ易く事前にトラブル回避できますが、無整備車検代行歴車やアナライザーすら持ってない販売店や個人売買の流通ルートで入手した場合は、このような『動かない個体』の末路に陥ることになります。見かけ上のトータル金額が安くなる2月、3月に購入したユーザーの場合、連休前後あたりからこのような展開になることが多いです。いわゆる安物買いのリバウンドです。
 『セレクションソレノイド』は、電磁リレーが内蔵されていると認識いただくとガッテンしやすいかもしれません。まあご周知の通りイタ車のリレートラブルは有名です。それがソレノイドと連動して一体化しているのですからトラブルになるのは必然かもしれません。経年劣化消耗品としてオーナーは開くいただくしかありません。保全予防整備の際の交換をお奨めします。

 デュアロジシステムは、あの煮え湯をさんざん飲まされ大不評だったセレスピードシステムの簡易版。システムに寛容なお付き合いしてもらえることを願うばかりです。

記事一覧を見る

powered by crayon(クレヨン)