タイミングベルトについて

2020年11月19日 00:35

最近よく見かける『タイミングベルト交換済』というセールス文字。
『10万キロで交換』なんてステッカーがメーカーで貼ってあるので
都市伝説的な扱いになってますけどwww

実際は『ベルトが切れてしまう要因が別にある』というのが原因です。
俗にいう『ファンベルト』『Vベルト』『ドライブベルト』とは
材質も強度も明らかに違います。
実証実験でも10万キロ回し放しでも切れない耐久性です。
ではなぜ切れてしまうのでしょう??

切れる原因は3つあります。
 1つ目は、水冷ポンプ(ウォーターポンプです)が原因のパターン。
熱湯に近い冷却水が滲んだり漏れなどでベルトに付着しますと劣化します。
またポンプが回転劣化して軸が痛みますとベルトは歪んだ動作となり負荷が掛かり切れます。
 2つ目は、ベルトタイミングベルトの張り具合を調整しているテンショナー。
構成するスプリングやベアリングの劣化で無用な負荷が掛かり切れてしまうパターン。
これらはエンジンの回転音で解ります。たとえチェーン式になっても同様な故障となります。
もっともベルトより耐久性の有るチェーンの場合はギリギリ迄動いてしまいますので
極度のオーバーヒートを引き起こしてシリンダーヘッドやブロックも歪んでしまいます。
ベルト切れの場合はバルブ交換で済みますがチェーン式の場合は総交換(載せ替え)が必至です。
 3つ目の原因は、カムシャフトシールやクランクシールからの
エンジンオイル滲み、漏れに起因するベルトの劣化で切れてしまうパターンです。
この起因症状の場合、チェーン式ではオイルがおそらくスッカラカンになるまでわからないので
焼きつくまで走ってしまうでしょう。マメなオイルチェックが必要です。

 以上のように
タイミングベルトの交換だけでは全く安心保全が出来ない理屈がお判かりになられたと思います。
ベルトは勿論ですが、各シール類、水冷ポンプ、テンショナーなどをセット交換していない場合は
アウトです。また稀に連動動作しているダイナモ(発電機)やエアコンコンプレッサー、パワステポンプ
の回転劣化による無用な負荷が掛かり切れてしまうパターンもあります。

 往々にしてこの『タイミングベルト交換済』のトークを使っているクルマは『過走行車』です。
『走行過多』は回転対して劣化を生じさせる全ての起因となります。
ほとんどの部位で回転運動を利用して動いている自動車にとっては『走行過多』は極めて致命的要因です。
消耗劣化部をマトモな状態にするまでの分解交換費用は50万円以上します。
50万円以上安い価格なら購入価値はありそうですが、時間や修理期間利用出来ない不便さのほか、リセールスを視野に入れた大局的判断を冷静にした場合、50万円割安程度では『過走行車』購入はあり得ない選択ではないでしょうか?

※フルメンテナンスをされている走行過多車も旧車(歴車)では見られますが、それなりのプライスで出されており50万円以上も安いものは皆無と存じますwww



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